デビルマン

画像引用元:デビルマン 第1話 悪魔族復活(東映アニメオンデマンド)

奥山氏はアニメ版『デビルマン』で原画を担当した。まず「デビルマンとはどんな作品か」を説明しよう。

目次

デビルマンとは

1970年代序盤に一世を風靡した作品。原作は永井豪(写真)の漫画。

画像引用元:漫画家・永井豪インタビュー(T-SITE)by TSUTAYA

永井豪は『マジンガーZ』『キューティーハニー』『ハレンチ学園』など、漫画史に残る大ヒット作を量産した漫画家である。

画像引用元:初代キューティーハニーOP(ニコニコ動画)
画像引用元:ハレンチ学園 第2巻 ジャンプコミックス 永井豪(古本よみた屋)

その永井の原作をアニメ化したのが「アニメ版デビルマン」だが、ストーリーは原作とまったく違う。

マンガ版・アニメ版の違い

簡単に書くとこうなる。↓

画像を見るだけでも、両者のテイストの違いが何となくわかるだろう。

画像引用元:漫画版「デビルマン」のトラウマシーン集!(RENOTE)
画像引用元:【デビルマン】マンガ版はホラー、アニメ版はヒーローとして描かれた異色の作品。(ミドルエッジ)

担当話数は11話で「尾田ベレー」名義

2019年5月2日追記

デビルマン・奥山玲子さんにお詳しい方から、当サイトのメールフォームを通じて、情報をいただきました。奥山さんの名義に関する要点をまとめると、下の通りです。

お寄せいただいた情報では、角田紘一は「津乃一」名義で、作画監督にクレジットされているそうです。すべての方の名義は、下のようになるそうです。

(出典は下の「LunaticWind」さん、2015年8月31日のツイート

作画回の詳細は、下のサイトさんを参考にさせていただきました。

「尾田ベレー」てのは間違いなく奥山玲子氏。『マジンガーZ』でもさやか がいきなり独特の繊細な線の美女になるため、東映アニメファンなら知っていて 常識ではあるが、実は『母をたずねて三千里』『じゃりん子チエ』『マリオブラザース』 などのキャラデザイン・小田部羊一氏とご結婚されており、 本名は「小田部玲子」なのである。ラフレールの作画は彼女の手になる のだろうかなあ、やはり。

引用元:#11「真紅の妖花 ラフレール」(デビルマン鑑賞。)


以下、判明する前に書いた内容ですが、随時編集させていただきます。

奥山氏の担当話数はわからない。この理由は、デビルマンのアニメのクレジットでは「原画」が表記されていないためだ。

スタッフのクレジットは「オープニング・エンディング」の両方で書かれていた。しかし、そのどちらにも「原画」がない。

オープニング

まずオープニングのクレジットを見ていこう。

「原作 永井豪、少年マガジン・テレビマガジン、たのしい幼稚園・冒険王連載」とある。

「NETプロデューサー 宮崎慎一、製作担当 江藤昌治」とある。

「企画 有賀健、旗野義文、脚本 辻真先」とある。

「作画監督 小松原一男」とある。

「美術 福本智雄」とある。

「製作進行 久保田弘男、現像 東映化学」とある。

「音楽 三沢郷、主題歌 作詞…阿久悠、作曲…三沢郷、うた…十田敬三(コロムビア・朝日ソノラマ)」とある。

「声の出演 田中亮一・坂井すみ江・柴田秀勝・滝口順平・青二プロ」とある。

「演出 勝間田具治」とある。

「制作 NET 東映」とある。

エンディング

ここからはエンディングでのスタッフクレジットである。

「NETプロデューサー 宮崎慎一」とある。

「作画 清山滋崇・沼尻東」とある。

「作画 野村まり子・大野裕子、背景…小島喜八郎・山口俊和、仕上…衣笠一雄・奈良崎日出子」とある。

「撮影…菅谷正昭、編集…本山収、録音…波多野勲、記録…池田紀代子、効果…E&Mプランニングセンター」とある。

「選曲…宮下滋、演出助手…奥西武、制作進行…久保田弘男、現像…東映化学」とある。

「美術…福本智雄」とある。

「作画監督…小松原一男」とある。

「演出…勝間田具治」とある。

このように、奥山氏だけでなく「原画」のスタッフ全員がわからないのだ。そのため、奥山氏の担当話数も残念ながらわからない。

担当話数の調査結果

下のデータのすべてで「話数不明」だった(もちろん、奥山氏が原画を担当していたのは間違いない)。

追悼 奥山玲子さん(高畑勲・宮崎駿作品研究所)

画像引用元:追悼 奥山玲子さん(高畑勲・宮崎駿作品研究所)

映像研究家の叶精二氏の公式サイト(追悼 奥山玲子さん)では、下のように書かれている。

1972.7.8.~72.3.31.放映(TV)『デビルマン』原画

引用元:画像と同じ

「原画」というのみで、話数は書かれていない。

書籍『日本のアニメーションを築いた人々』

写真:筆者撮影

前述の叶氏による書籍『日本のアニメーションを築いた人々』でも、上と同じ一文が最後に書かれている。230ページの「奥山玲子氏フィルモグラフィー」という部分だ。

(この書籍のフィルモグラフィーと『追悼~』のフィルモグラフィーは内容が同じである。『デビルマン』に限らず)

Wikipedia「デビルマン」

画像引用元:Wikipedia「デビルマン」の画像ページ

では、下のように書かれている。

スタッフ

  • 企画 - 有賀健、籏野義文
  • 原作 - 永井豪(前述の通り「原作漫画の作者」ではなく、基本設定およびキャラクターの原案を担当)
  • キャラクターデザイン - 小松原一男
  • 美術 - 福本智雄、浦田又治、遠藤重義、秦秀信、土田勇、横井三郎、勝又激、下川忠海
  • 音楽 - 三沢郷
  • オープニング・エンディングアニメーション
  • 演出 - 及部保雄 / 作画監督 - 小松原一男 / 美術 - 福本智雄
  • プロデューサー - 宮崎慎一
  • 制作 - NET、東映

引用元:Wikipedia「デビルマン」の「スタッフ」の段落

見ての通り「原画」という項目自体がない。そのため、担当話数に限らず、そもそも奥山氏の名前を見つけられない。

アニメモリアル「奥山玲子」

画像引用元:アニメモリアル・TOPページ

アニメモリアルには下の一文しかない。

1973 マジンガーZ対デビルマン (アニメ映画) [原画]

引用元:奥山玲子(アニメモリアル)

『マジンガーZ対デビルマン』については下のページで解説している。

奥山氏が関わった「マジンガーZ」の作品は多くあるのだが、デビルマンはアニメか、この映画の2つのみだ(もちろん、2つでも十分すごいのだが)。

このため、アニメの方の情報がないサイトでは、すべて上の『マジンガーZ対デビルマン』のみが書かれていることになる。

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